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『かたい人になろう!』(文: 長谷慈子)

(2025年6月20日配信ハッピーメール)



誤解されやすい金沢の方言のひとつに『かたい』という言葉があります。

子供の頃、お手伝いをすれば『あらーっ、かたい子やねぇ。』とか、妹と二人きりでの

お留守番の日は『二人でかたいもん(者)になっとるげんぞ。』と言われたり。

さてこの『かたい』どんな意味だと思いますか?

実はこれ『硬い』『固い』『堅い』ではなく『お利口さん』『行儀がいい』と言う、金沢独特の愛情のこもった言葉なのです。

 

思い返せば、私にとって何より嬉しかったのは『ちかちゃん、かたい子やねぇ。』と言ってもらえる事でした。そのひと言が、幼い私の心をほっこり温かく照らしてくれたのです。そして年齢も体重も態度も(あれもこれも)、こんなに大きくなってしまった今でも、ふとした折にそう言われると、反射的に嬉しさが込み上げ、人知れずほくそ笑んでしまいます。

 

何故ここまでこの言葉に魂が反応するのか・・・私がエナジーナンバー6であることが多いに影響していると考察します。人一倍・・・いえ十倍位は頑固で堅物。自覚ありありの『かたい』性格。でもその分、人の十倍も『お利口さん』で『お行儀良く』振る舞える可能性を秘めている!と自分なりに解釈しては悦に入っております。

『四角四面』『融通が利かない頑固者』などと捉えられがちな『かたい』という性質を、とてつもなくポジティブなエネルギーに変換出来る、それを教えてくれたのが情報推命学と言う奥深い学問です。

学べば学ぶほどしみじみと沁み、日毎にじわじわと響く。まだ見ぬ自分に出会えるかも知れない、そう思うだけで胸が高鳴ります。

 

そんな私のそばには『かたい』けれど、静かに輝く光の鉱物たちがいます。地球の深い営みの中、幾万年もの時を超えて磨かれたその姿は、まるで魂を映すかのように澄んでいて優しく強く、芯のある美しさを放っています。

金沢弁の『かたい子やね』の言葉が持つ誠実さと優しさを、この石たちから教えられている気がします。

(写真の石は私の相棒たちで、鑑定の時はお供として一緒に連れていっています。)

 

本日もご精読下さいましてありがとうございました。


金沢から“鑑定のち晴れ”をお届け

鑑定士 長谷慈子

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