変わらない魂 (文:希(まれ))
- 京都生涯学習カレッジ
- 7月3日
- 読了時間: 2分
(2025年6月29日配信ハッピーメール)

変わらない魂
先日、映画「国宝」を観てきました。感動したという言葉だけでは、言い尽くせない程、衝撃を受けました。
兎に角、スクリーンでしか、味わえない迫力の「豪華絢爛」の映像美です。
今、世界が、注目しているのは日本であり、日本文化です。この絶妙のタイミングでの「国宝」の発表は日本の文化と日本の映画の水準の高さを世界へ示したと思います。
主役の俳優さん、2人が役者魂に、火がつき、1年半もかけて、歌舞伎の稽古に挑まれた、その熱き思いが、この映画に携わってる全ての方々、一人一人の魂に届き、その結晶が、この作品なんでしょうね。
私は京都で、生まれ育ちましたので、南座や歌舞伎は身近でした。花街の同級生もいて、「お父ちゃんは、たまにしか、来はらへんねん。」とか、話してましたね。
そんな花街の空気感や昭和の時代の京都の風情をほんとに、細かく撮影されてるなあと、感心してましたら、何と、撮影は外人さんと知り、ビックリしました。ただ、今や、日本文化に、精通されてる外国の方は沢山おられます。我々日本人も日本の事をもっと知らないといけませんね。
映画館で観ていただきたいので、全ては書きませんが、才能を買われて養子になった喜久雄と、歌舞伎役者の御曹司俊介の物語です。
歌舞伎を通して無我夢中で、成長した二人に、世間からは称賛と、誹謗中傷、上げたり下げたり、また、愛と憎しみや、血筋への妬みや、才能への嫉妬、成功と挫折等、苦しみ、葛藤する二人。
そんな、変わっていく世間の評価や、コロコロ変わる自分の心の変化に、振り回されてきた二人ですが、でも、変わらない自分の魂の声に気づき、やはり、それは歌舞伎に対する思いですね。
自分の魂の声を聴き魂に正直に生きることが、自分の使命を、果たすことなんでしょうか?。
皆様、是非、映画館のスクリーンで、ご覧になって下さい。尚、ポスターの写真はインスタグラムkokuhou_movieから、引用させていただきました。有難うございました。
希(まれ)
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