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気づく (文:中野宇宙)

(2025年4月19日配信ハッピーメール)





気づく

 ある日、木村先生が呟かれました。

「夢をもって、毎日一生懸命実行してたら、チャンスの天使がいきなり飛び付いてくる。意識と魂が高まったら、本屋さんでパラパラッと本をめくっただけで、そこに今一番必要なメッセージが書いてある。僕も病気してから、行くとこ行くとこ、見るもの聞くもの全てが飛びこんでくるようになった。」

 昨日ズームで、やまとの智恵 占学「情報推命学」初級の家庭教師を熱く楽しく授業させていただいた直後、何気なくテレビをつけたら、思わず釘付けになりました。

 NHK「クローズアップ現代」が放送されていました。

なぜか九州の佐賀少年刑務所の映像が大写しになり、突然僕の目の前に広がりました。怒りもしない、笑いもしない、どう感情を表現していいか分からない闇バイトの受刑者に、刑務官が頭を抱えていました。

 「前は暴力や態度で刃向かってきたのに、闇バイトの子は一体何考えてるの分からない。どういう感情なのか正直分からない。」刑務官のリーダーが半笑いでインタビューに答えました。

 場面が切り変わって、今度は大阪の小学校がクローズアップされました。気に入らないことがあったら物を投げる。先生が「やめなさい」と叱れば、先生を叩く。校内暴力が頻発し、年間100人以上が怪我をしていました。「ヤバい、ダルい、エグい。」自分の思いを言葉にできない。相手に伝えられない。

 あるクラスのリーダーの女の子がみんなに「掃除を手伝って。」とお願いしたのに、みんなは命令調に感じた。「優しく言おうとしたけど、優しく言おうとしたけど・・・。」女の子は泣きながら先生に訴えました。番組ではその子が友だちに優しい言葉をしゃべれる場面までを、盛り立てながらクローズアップしていました。

 その時、その時の感情が、言葉になります。相手と通じ合う時もあれば、通じ合わない時もあります。言葉は頼りないものです。言葉では魂に通じません。

 「こどもと親のスズメの学校」、明日4月20日(日)第二章のテーマは『言葉とエナジー』。言葉を超える、永遠の言霊を、いつか未来をつくる皆様とひとつになって、楽しく、探求していきます。精一杯がんばります。よろしくお願いいたします。

 

中野宇宙


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