『田舎ライフ その⑥』
- 2025年10月11日
- 読了時間: 2分
(2025年10月11日配信ハッピーメール)

小学生の時以来ずっと植物を育てることが苦手だった。
興味もなかった。
結婚してマンション暮らしになったのだけれど、
「ベランダで育てたらいいよ。」
と何種類かの苗を義母から送ってもらった。
でも、‥ことごとく、枯れさせてしまった。
両親から贈られた大きな蘭の鉢植えも、ダメにした。
部屋の浄化にいいよ、と言われ、いそいそと購入した観葉植物も枯らした。
‥で、田舎に引っ越して3年半。
見よう見まねで畑を作っている主人を横目に、声援だけ送っていた。
そして、私もやってみようかな、辿々(たどたど)しくやっている主人ができるのなら、わたしにもできるかな、と野菜の種も買ってみた。
だけどもそこまでで、その種を蒔くことすらしなかった。
ところが今年、3ヶ月前。
魅力的なハーブの話を聞いた。
そして育ててみようと思いたった。
で、早速ネットで種を注文した。
暑い夏の盛りだったので、ちょっと気持ちが下を向いてしまったのだけれど、‥でも、今回はちゃんと種を蒔いた。
蚊に刺されながら、汗を拭きながら、毎朝水やりをし、声をかけ、日に当て、軒下に入れ、育てた。
そしてある程度大きくなってから、主人の耕した畑を少し分けてもらって植え替えをした。
ここで苗を選別しないといけない。
3本ずつ植えられた小さな10鉢それぞれの可愛らしい苗のうち、1本ずつだけを残していく。
もうね、身を切られる思い‥。
で、朝、昼、夕方と、せっせと畑に足を運び、声をかけ、成長を見守って早1ヶ月余り。
大きく成長しました。
緑の葉が繁り、紫の花が咲き、甘くて優しい香りを漂わせていて、もう、もう、至福‥。
これから葉っぱたちを収穫してハーブティーにしていただく。
朝晩ずいぶんと涼しくなり、秋ももう半ば。
わたしの田舎ライフも、ちょっとおしゃれに彩られ始めている。
藤本 森(しん)




















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