「山に映る祈り」(文:慶(kei))
- 京都生涯学習カレッジ

- 2025年9月28日
- 読了時間: 2分
(2025年9月28日配信ハッピーメール)

先日、重陽の節句の日に開かれた「月刊誌・講座・大いに語ろう会」の中で、『皆さんの氏神様は?』という話題がありました。 そのとき、ふと頭に浮かんだのが、栃木県を代表する日光二荒山神社です。 この神社は奈良時代に創建され、男体山をご神体としています。 日光には寄り添うように並ぶ三つのお山があります。 男体山(なんたいさん)、女峰山(にょほうさん)、太郎山(たろうさん)があり、古くから「父・母・子の山」として語り継がれてきました。 ここには地元に伝わるこんな神話があります。 大国主命(おおくにぬしのみこと)は国づくりの神さま。 いつも国を治めるために旅に出ていたため、妻の田心姫命(たごりひめのみこと)は、寂しさに涙を流すことも多かったといいます。 その涙は山の清らかな泉となり、今も人々を潤していると伝えられています。 その姿を見て心を痛めたのが、二人の子にあたる太郎山の神さま。 父と母の間に立ち、両方を守ろうとした。 そんな物語が、三つの山に重ねられて伝えられています。 男体山は父の力強さ、女峰山は母のやさしさ、太郎山は子の思いやり、だから子はかすがいなんだと、幼い頃祖父に教わりました。 そして「日本神話は宝もの」の講座の中で、木村忠義先生から大国主命を学ぶことで繋がりを理解することができました。 江戸時代には、徳川家康公がこの地を選び、東照宮を建立しました。 日光は霊験あらたかな場所であるだけでなく、江戸の北東=鬼門を守る要の地でもありました。 家康公は「永遠に平和を祈る場所」としてこの聖地に眠ることを望み、後に三代将軍・家光公によって壮麗な社殿が整えられました。 日光二荒山神社や東照宮、そして三つの山々の物語は、栃木県の象徴であると同時に、古代の人々の祈りと大和の神々の物語が重なった鏡のような存在です。 「大いに語ろう会」のおかげで、改めて男体山・女峰山・太郎山を眺めながら、神々の物語に心を重ねることができました。 スタッフの皆様に、心から感謝いたします。最後までお読み頂きましてありがとうございます。 やまとの智恵「占学」情報推命学鑑定士慶(kei) |




















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