1冊の本をご紹介します。 (文:天生)
- 京都生涯学習カレッジ

- 10月17日
- 読了時間: 2分
(2025年1月15日配信ハッピーメール)

1冊の本をご紹介します。
アミ小さな宇宙人
10才の少年ペドロは夏の夕暮れ、宇宙船が海に不時着する場面に遭遇!宇宙船には、アミという宇宙人が乗っていて、2人は友達になります。
アミとペドロは宇宙船に乗って、宇宙の彼方オフィルという星を訪れ、そこで暮らす人々の考え方や生活に触れます。
そこでは、科学が高い精神性に支えられ、スーパーコンピューターによって、決して人を傷つけないシステムが機能しています。その世界は愛に満たされていて、国境はなく、支配者も命令をする人もいません。あらゆるものを所有すると言うことが無く、すべてのものがみんなのもの。当然お金もないし、売買も無い。嫉妬と言う感情はなく、軽蔑したり、傷つけたり、利用したり、他人の人生を支配しようとするエゴが無い世界なのです。
なんて、素晴らしい世界でしょう!これぞ桃源郷!初めてこの物語を読んだ時、こんな星に行ってずっと暮らしたいと思いました。
人間の進歩とは、エゴ(自己本位者)を減少させて、愛が育っていくようにすること。そのためにペドロは、地球に帰ってから、この星で体験したことを本に書く約束をアミと交わします。
この本の冒頭には、ペドロの言葉で「たいていの大人にとって、恐ろしいことの方が、素晴らしいことよりも、ずっと信じやすいことだから、ほんの一握りの大人しか、僕を理解しないだろう。だから、僕に問題が降りかからないように、これから語るすべての事は、僕の単なるファンタジーに過ぎず、子供のためのおとぎ話だと言うようにとアミは忠告してくれた。 注意(大人のみに向けた) 読み続けないように!きっと面白くないでしょう。ここに書いてあるのは素晴らしいことばかりだから。」とあります。
大人にはなりたくありません!いつまでもこの物語を楽しいと思えるような純粋な心を持ち続けていたいと思います。(魂の乗り物、身体の劣化は激しいですが…)
そしてオフィル星にすぐには移住できず、地球の愛のない人から精神的な苦痛を受けている人たちに、愛のある鑑定を持って癒し続けたいと思います。
1986年、チリのエンリケ・バリオスが友人の小さな印刷所から出版した本で、次々に版を重ねて6カ国語に翻訳され世界中の人々に読まれた、知る人ぞ知る名作。現在は中古でないと手に入らないようです。 天生 |




















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