「お彼岸」 (文:希まれ)
- 京都生涯学習カレッジ

- 11月1日
- 読了時間: 2分
(2025年9月22日配信ハッピーメール)

秋のお彼岸です。秋は(萩の花)から「おはぎ」、春は(牡丹の花)から「ぼたもち」と、同じ食べ物を、季節により、呼び方を変えてるのは日本人の感性ですね。
実家は商売を、していましたから、母は、いつも、仕事の合間に「おはぎ」を作っておりましたが、お客さんとしゃべっていて、あんを焦がしたり、慌てて茹でて、あづきが、固かったり、たまに、上手に出来ると、ご近所に配り過ぎて、家族のは、無くなったりと、ハプニングの多い「おはぎ」でした。
反対にお姑さんの「おはぎ」は、丁寧に作られて、どこのお店のですか?と、言われる程、見た目も美しく、味も天下一品でした。どちらの「おはぎ」も、懐かしいです。
また、お彼岸の間は、此岸(私達の居る、こちらの世界)と、彼岸(亡くなられた方のいらっしゃるあちらの世界)が、1年で一番近くなるそうです。
お墓参りに行けない方も、故人の方を、心の中で思い出してあげるだけで、魂は通じ合うそうです。
御先祖様や、先人の方々のお陰で、今、我々はこうやって生かされています。
日本には昔から「鎮魂」と、「祈り」の歴史があり、脈々と受け継がれてきました。
忙しい毎日ではありますが、せめて、お彼岸には、故人の方や御先祖様や、先人の方々に、思いを馳せ、感謝の「祈り」を捧げましょう。
そして、美味しい「おはぎ」を召し上がって下さい。
今日も一日、お元気で!。 希(まれ) |




















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