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AI が見つけた長寿の秘密 (文:倉谷 究)

(2025年7月28日配信ハッピーメール)


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「あの方、○○歳だけど、ずっと若く見えるよね。」とか、

「 あの人、実年齢よりずっと老 けて見られるけれど、行いを見ていると物凄くエネルギッシュに活動されていて、健康そ のものって感じだよね。」

など、よくアルアルな話ですね。

 

私たちの本当の意味での「活 動年齢」は、実年齢と外見からだけでは測れない部分がある…ということですね。

 

さて今 日は、このような年齢のギャップが、見てくれだけではなく、実は身体の中の「臓器」に もあって、それが健康寿命に深く関係している、というイギリスの研究機関が今年発表し た医学論文の話題です。

 

 この研究では、実に約45000人から採取した血液サンプルの中に含まれる約3,000種類の タンパク質のビッグデータから、AIを駆使することで、脳、心臓、肺、腎臓といった11 の主要な臓器の「臓器年齢」を、それぞれの臓器別に測定するシステムが確立されたとい うことです。

 

そうして得られた11臓器の「臓器年齢」の膨大なデータを、さらにAIで分 析した結果、特に「脳」と「免疫能」の推定年齢が、長寿と特に強く関連していることが 明らかになりました。例えば、脳だけ、あるいは免疫能だけが若い人でも死亡リスク(そ の後15年間の死亡率)は40%以上低下しましたが、脳と免疫の両方が若い人は、死亡リ スクが56%低下することが判りました。

 

脳は全身の働きをコントロールする司令塔であ り、免疫システムは病気から体を守る防御機構です。この2つのシステムの若さを保つこ とが、健康寿命を延ばすための鍵となるということです。

 

では、どうすれば私達は「臓器 年齢」を若く保ち、長生きを目指せるのでしょう。 研究では、次のようなライフスタイルと臓器年齢の関連が示されています。 臓器を「老化」させる、避けたい習慣としては、

①喫煙

②過度な飲酒

③加工肉の摂取

④不眠・睡眠不足。

 

逆に臓器を「若々しく」保つので、守るべき習慣としては、

①活発な 運動(とくに一定時間以上の有酸素運動)

②イワシやサバなどの青魚の摂取

 ③鶏肉の摂 取(赤身肉よりも鶏肉を選ぶ)。

 

 避けるべきは避け、守るべきは守る生活習慣を続けることで健康寿命は延びるということ ですので、皆さん、是非実践してみてくださいね。

 

また、倉谷的に付け加えるとしたら、脳と免疫システムの機能の調整には、腸内細菌の活 動状態、つまり「腸内環境」が深く関っていますので、いわゆる「善玉菌」を増やす「ヨ ーグルト」、「オリゴ糖」、「善玉菌サプリメント」などの健康食品も積極的に取ることもお すすめです!

 

 薬学博士の瞑想人 倉谷 究


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