「不思議に出合う」 (文:岡野あけみ)
- 京都生涯学習カレッジ

- 10月4日
- 読了時間: 2分
(2025年1月26日配信ハッピーメール)

「不思議に出合う」 二週間前のあるホテルでの新年会のことです。
「最後にホテルから皆様にプレゼントです。ペアでのお食事券をおひとりに差し上げます。」 会場からはワ―と歓声が沸き起こりました。そのとき、私は、あるショート動画を思い出しました。自分が欲しいから当てよう、と思わず、誰か他の人のためにと思うと当たる、というものです。 私は好奇心からやってみようと思いました。そして、そのとき思い浮かんだのが、日頃お世話になって感謝している人ではなくて、あろうことか、いつもいつも私に修行させることばかりの人。本当は、この人のために、なんて思いたくもないのに、頭から離れず、するとだんだん感謝しても良いような気がしてきて、よし!この人にあげるために当てようと心に決めました。
ホテルの人とのじゃんけん大会が始まりました。私は不思議と絶対に勝つ、しかもグーで勝つと確信していて…。 最初はグー、じゃんけんぽん! 予定通り私はグーを出し、ホテルの人はチョキ。勝ちました!しかも、会場には30名近くいたのですが、グーを出したのは、なんと私ひとりでした。先ほどより大きな歓声が上がりました。 ホテルの人が、「何百回とやっていますが、一回で決まったのは初めてです。」と興奮しながらおっしゃいました。
思えば、この人のためにと思った瞬間から、何か言いようのない大きな大きなものに包まれ、自分をいつも見てくれているものがあるという実感が起こりました。
このできごとを、ただただ運が良かっただけ、と片付けてしまうこともできるでしょう。でも、それだけでは、自分の中にどうしても片付けられない。 この世の中は見えないことが96パーセント以上、見えることだけにとらわれ一喜一憂している自分、もっと日常生活で気づかないといけないことがいっぱいあるに違いないと天を見上げ思う日々です。
最後までお読みくださりありがとうございました。 本日の担当は、日本神話スタッフ 修行中の岡野あけみでした。 |




















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