伊勢神宮 猿田彦神社ご参拝を終えて (文:万木マリ)
- 京都生涯学習カレッジ

- 7月9日
- 読了時間: 4分
(2025年4月3日配信ハッピーメール)

令和7年3月30日(日)のご参拝では、木村忠義先生のご指導と先生の見えない援助に包まれて、参加者74名無事にご参拝をさせていただきました。
木下カナコさんがハッピーメールに書かれていたように、目的地と時間だけが決まっていて移動方法もルートもすべてご自身で選択していただくという企画でした。
毎年恒例の伊勢神宮ご参拝に、猿田彦神社を加えるにはどうしたらいいかと考えた末に自然に出てきた方法でした。
個人で行動する全体行動が、一つのまとまった状態になるのは難しいと考えるのが常識かもしれませんが、参加者の皆さんの魂(たましい)と猿田彦大神の愛のお導きを信じましたので、私たちは何の疑いもなく計画を進めました。おかげさまで、素晴らしいご参拝でした。すべての場面がキラキラ輝いていて、みなさまのお顔が識別できないくらい輝いて見えました。
参拝の2日前、3月28日(金)私は主人が経営するレストランで仕事をしていました。その日に入るはずのアルバイトのタイ人の学生が、なかなか来ないのでヤキモキしていると、沈んだ表情で入ってきました。「何かあった?」と聞くと、「このビルは、家族が住んでいるビルです」と、あっという間に崩れ落ちるビルの動画を見せてくれました。
「家族は大丈夫なの?」と聞くと
「家族はみんな日本に来ていて、今日タイに帰ります。今、関空で飛行機を待っています」
「よかったね!無事で。ビルは大変だけど、命が大切だからね!」
「はい。私はいつも家族の無事を祈っていますから…」
それからその後も、気丈に仕事をしてくれました。
私のところには、卒業してタイのバンコクに住んでいる子たちがたくさんいるので、心配でたまりません。LINEやFacebookで繋がっている子たちに、片っ端からメールを送りました「地震!大丈夫?無事?」ほとんどの子はすぐに返事をくれて、安心させてくれましたが、後の子も「今、大丈夫になりました」と被害の状況を教えてくれました。
これまでバンコクには地震がなかったので耐震の基準がゆるいそうで、ニュースでは建設中のビルの倒壊ばかりが強調されていますが、報道されていない被害がもっとあります。
同じくアルバイトのミャンマー人の留学生の話によると、震源地のミャンマーでは、軍事政権が地震発生後にも空爆を続けているそうで、大きな被害を受けた地域が、軍の支配下にないことを理由に、外部からの支援を受けられないようにしているとのこと。「ひどい…人間じゃない」と声を震わせていました。人間じゃない人間をつくるのは何だろう…
外宮参拝を終え猿田彦神社に到着し、木村先生のお姿を見つけると、ほっとしました。木村先生のご指示で用意させていただいたお酒に添えて、月刊誌と「子どもと親のスズメの学校」のパンフレットを神様に奉納させていただいたのですが、そのパンフレットを木村先生からお預かりするときに、先生は「天地の玄氣の言霊」で丁寧に包まれました。そのお姿を拝見させていただいて、先生の「子どもと親のスズメの学校」へのお気持ちの深さを感じました。
猿田彦神社から内宮正宮へ
正宮の右側のところに、木村先生が神さまのお名前を書かれた色紙8枚と長い祝詞を置かせていただき、皆様をお待ちしました。祝詞奏上が始まると時々、強い風が吹き、立てかけていた色紙の神々が次々にお辞儀をされて、お名前が見えなくなってしまうので、その度に色紙を立て直しましたが、「天祖」と「神素」の色紙だけは倒れませんでした。
そこへ、他の参拝者の声が聞こえてきました。「あれは、ぜんぶ神様の名前が書いてあるよ、みてごらん」
見ると、祖父と孫とおもわれるお二人が色紙をみておられます。好奇心旺盛な目をした3〜4歳の男の子です。私は嬉しくなってつい、声をかけてしまいました。
「神さん参り、えらいね」
男の子は、少しはにかんだ笑顔でニコニコ顔のおじいさんと一緒にお辞儀をして行かれました。
「子どもと親のスズメの学校」は、地球を良い方向に導くバタフライエフェクトになると信じています。
その中核の中野宇宙さんと牧野海さんが、木村先生の書かれた「道標」となる絵馬を手にされたことは、私にとっても確信を得るものでした。
応援するだけでなく、自分も今出来ることをしなければ。
ご参拝の後、神々とみなさまとの直会は、最高に楽しかった。感動して涙して、笑って、楽しくて、キラキラしていて、みなさんの笑顔は、私の財産になりました。感謝しかありません。
有り難うございました
伊勢神宮 猿田彦神社ご参拝の幹事「おひな会」 万木マリ




















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