top of page

内受容感覚 (文:小田嶋)

(2025年9月4日配信ハッピーメール)


ree

『感覚』の勉強をしている時、非常に興味深い言葉に目が止まりました。それは、『内受容感覚』です。あまり聞き慣れない言葉で、内臓関係の感覚の言葉なのかな?と思いましたが、研究論文を読み進めてみると、その中の項目の1つに意識レベルと無意識レベルで発生する身体内部の変化について記載されていました。


例えば、


・意識レベル  お腹が空いた等


・無意識レベル  体温が上がると発汗等




一見、誰にでもあるホメオスタシス(生体恒常性)ですが、これを超えた内受容感覚(無意識レベル)が、歌舞伎や能楽、武道、バレエ等に存在するといいます。


論文の中で無意識レベルの内受容感覚を分かりやすく言語化されています。


以下、論文引用


『能楽と武道』


『身体が自動的に動き、謡が自然に出るようになるには、ひたすら稽古するしかありません。ですから、舞台に出たら何にも考えないで済むように、何十回、何百回も稽古をしました。


舞台に立ったら、自分が何をすればいいのかを頭で考えるのではなく、舞台から送られてくるシグナルに従って動く、身体感覚を上げて出来るだけ受動的になる。すると、何かが後ろから肩を押して、こっちへ曲がれ、ここで止まれと指示してくれる。


空気感自体が変化して、自分の動きを指示してくれる。


能が要求しているのは、周りから送られる幽かな、ごく曖昧なシグナルを感知できるような高い身体感受性を作ることである。』


以上、引用終わり。




私達には、ゼロポイントフィールドからの送られてくるシグナルをキャッチできる身体内部に備わっている事を示してくれた。と再認識できました。




ありがとうございました。


鑑定士 小田嶋

コメント


Recent Posts
Archive
bottom of page