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大神神社ご参拝 (文:木村さちこ)

(2025年2月27日配信ハッピーメール)



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 大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市にある日本最古の神社の一つとされ、背後にそびえる三輪山そのものを御神体としています。主祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)で、国造り・五穀豊穣・病気平癒・商売繁盛・厄除けなどのご利益があるとされています。

 

また、大神神社では少彦名命(スクナヒコナノミコト)神、久延彦命(クエビコノミコト)様もご鎮座されています。スクナヒコナの神は医薬・酒造・穀物の神として知られ、人々の健康や知恵を授けるとされています。

我が家は毎年家族の健康を祈願しております。娘は家族に何かあれば、スクナヒコナの神様がいつも守ってくれているから大丈夫だよ!心配症な私はいつもその一言に、そうだった。心配している場合じゃないと前向きな気持ちになります。

 

小高い山の上にご鎮座されているクエビコ神はかかしの神であり、「動けないがすべてを知る神」として、知恵や学問のご利益があると信じられています。特に受験生や学問を志す人々にとって、心強い存在です。

 

木村忠義先生から日本神話の勉強会の時に、大神神社を良い神社だと勧めてもらい、それ以来、毎年初詣に訪れています。家族とともに参拝し、感謝の気持ちを伝えることが私たちの習慣になっています。

 

今年は巳年ということもあり、例年よりも参拝者が多く、参拝には時間がかかるだろうと覚悟していました。しかし、思いがけず神職さんの案内によって、すっとご神殿の前に進むことができ、スムーズに参拝をすることができました。この不思議な出来事は、まるで神様が導いてくださったかのように感じられました。

 

木村忠義先生から教わった神社参拝の作法で参拝をすると神様に見つけてもらえるんだと感動しました。自然に則った作法とは、朝お風呂で体を洗い、気の御塩で禊をし、新品の下着を身につけて、フォーマルな装い、気の御塩、三昧の言霊を身につけ飲食はせずに参拝します。そして、地元の氏神様をお参りし、奈良の大神神社にご参拝することを報告して参ります。

 

昨年、娘は達成したい目標があり、神社で祈願をしました。無事に達成できたことに感謝しつつ、今年も三輪神社を訪れたときのことです。そこで娘が祈った言葉を聞き、私は驚かされました。

 

「今年参拝に来た人が祈願に来たら、全員願いを叶えさせてあげてください。」

 

最初は、大胆なことを言うものだと思いました。自分のことではなく、他の人の幸せを願う。いつも木村先生から言われていることでした。

ふと振り返ると、私はこれまで神社に参拝するとき、いつも自分や家族の事ばかりを祈っていました。しかし、娘の言葉を聞いて、自分のことだけでなく、誰かの幸せを願うことの大切さに気づかされました。

 

以前に、お守りを買うときに、人の分も買ってあげると良いですよと教えてもらっていたことを思い出し、受験生がおられるお客様や知り合いのために買うことが出来ました。

 

神社参拝は、ただお願いをするためのものではなく、自分の心と向き合い、周りの人を思いやる機会でもあるのかもしれません。娘の言葉を通して、祈ることの本当の意味を少し理解できた気がします。

 

神社参拝を通じて、神を知り、神を理解するということは、さまざまな気づきを得ることができるのですね。

 

3月30日の伊勢神宮、猿田彦神社への参拝にワクワクしてきました。

 

木村さちこ


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