天空美術館(文:そら天陽)
2025年12月29日
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(2025年12月29日配信ハッピーメール)

今まで見たことのない色数の仏像、風神雷神、七福神などをモチーフにしたユーモラスな絵画などが展示され、それら作品はアフレスコという壁画古典技法を用いて描かれています。
湿った漆喰の上に顔料を染み込ませるアフレスコの技法は、描かれた色彩そのものが壁と一体化し、時間とともに定着していく手法です。そこでは絵具は塗られるものというよりも、壁の中に宿るものとして存在していると言えるのかもしれません。
壁画は単なる平面作品ではなく、壁画とそこにある建築が不可分の世界を形成しています。神話や歴史などの様々なモチーフが、溢れる色彩と力強い線で描かれる絹谷氏の作品の根底にも、古より連綿と受け継がれてきた壁画に宿る技法への、深い敬意が息づいているのではないでしょうか。
建築と不可分の壁画は移動するものではなく、そこで生活する人々のそばに在り続け、時間を共にし続けます。
絹谷氏は、ただ単に過去の技法を再現するためではなく、絵画というものの本質を古典技法を用いて現在にタイムスリップさせているのではないかと感じました。
目に見える表面的な色彩の奥にある、壁に宿るものとして存在する時間や記憶が、浮き上がってくる様な体験をさせていただきました。
美術館には立体作品も展示されていました。
スカイビルを龍が取り巻く作品を見て、パワースポットと呼ばれるところは、表面からは見えないけれど何かが宿っているのかもしれない、そう思いました。
そら天陽




















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