狭霧につつまれた今宮神社ご参拝その2 (文:紅暮葉)
- 京都生涯学習カレッジ

- 8月23日
- 読了時間: 3分
(2025年8月11日配信ハッピーメール)

前回、末社ご参拝中、狭霧(さぎり)が降りてきたお話までさせていただきました。
今回はその続きとなります。
木村先生と共に選ばれた方々が玉串奉奠された後、禰宜の方から色々なお話しを伺いました。ご参拝の時に疫社というところがあり、気になっていたのですが、今から約千年前に起きた疫病を鎮めたお話しをお聞きし、やっぱり今起きているコロナなどの流行病も、皆がきちんと歴史を理解していれば、もっと冷静に受け止められたのだと思いました。家に戻り、いただいた今宮神社由緒略記を読むと、禰宜の方の説明がより深く理解出来ました。今回時間が足らなくて出来なかった神占石(通称 阿呆賢あほかしさん)も、次回は必ずチャレンジしたいと思っております。
今回の今宮神社は、病気回復のご利益があるとお聞きし、今お辛い方を思い浮かべて、代わりにお祈りさせて頂きました。また、身体の中の不要なものを除去するための人型の用紙をいただき、お腹から吐き出した息を紙に閉じ込めました。紙にお病気を封じ込めて下さるようです。
最後に神社から出る時、何気なく振り向いて鳥居の写真を撮りましたら、そちらに垂れ下がっていた布が風で揺らいでいるお写真が撮れました。ある方に、「神様がみんなが来てくれたことを喜んでいらっしゃるのでは」とおっしゃっていただき、嬉しく思いました。
直会は、有名な大徳寺大慈院の中に店舗を構える泉仙さんでいただく精進鉄鉢料理でした。お肉もお魚もありませんが、色合い美しく、食べるのがもったいないくらい綺麗に盛り付けられていました。しかも見た目以上にボリュームがあり、お腹いっぱいになりました。
鉄鉢料理は全ての器が入れ子になっていて、全部食べ終わるとマトリョーシカのように一つにまとまることを京都にお住まいの方から教わりました。本当によく考えられています。
会の終盤、ご参加された皆様のスピーチをお聞きしていたら、こちらの神社とご縁のある方も何人もいらっしゃり、また大変な状況の中、やっとご参加された方など、今回この場に集った方々は偶然集まったのではなく、こちらに呼ばれている方々なのだなとしみじみ感じました。
そしてさらに解散後、もうお腹いっぱいです、食べられませんといいながらも、なだれ込むように名物のあぶり餅屋さんに行きました。入り口向かって右側のお店に入りましたが、少し甘い白味噌が優しくて、一人前サラッとお腹に入ってしまいました。鑑定士仲間のお一人が、沢山おしゃべりすれば0キロカロリーと言って下さいましたが、本当でしょうか。
今回も、お清めのための長い祝詞を書いて下さるなど、沢山ご準備下さった木村先生、日本神話を担当されている講師の方々、先達のお役、玉串のお役、また縁あって今回ご参加された皆様によりまして、完璧に整えられたご参拝に、参加をさせていただけたことを、深く感謝とお礼申し上げます。
ありがとうございました。




















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