猿田彦大神と合気道 (文:倉谷 究)
- 京都生涯学習カレッジ

- 7月22日
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(2025年3月24日配信ハッピーメール)

合気道という武道がある。 私が講師を務めさせていただいていた旧「意識の生命科学講 座」の講義の中で以前、西野晧三さん(女優の由美かおるの師匠)が、一斉に組み付こう とする10人位の屈強な猛者を、一瞬のうちに、まとめて吹っ飛ばすという神業映像を紹 介したことがある。合気道で「気」のエネルギーを極めればその域まで達するということ らしい。 その合気道の奥義は、何と猿田彦大神によってもたらされたという。合気道の創 始者、植芝盛平は様々な職を転々としながら柔術、剣術の修行に励んでいたが、36歳の 時、父親の危篤を機に出会った大本教の出口王仁三郎師に諭され、「神人合一」を目指す 武道に専心するようになった。 その後、一霊四魂、言霊学など大本の神学の研究にもいそ しむうちに、荘厳な宇宙との合一体験(合気道では「黄金体 体験」と呼ばれる。瞑想で 言うサマーディ―の体験かと思われる)を皮切りに、40代半ばから様々な神秘体験するよ うになり、還暦の頃1942~1943年にかけて、天叢雲九鬼サムハラ竜王(あめのむらくも くきさむはらりゅうおう)という天津神から武産合気(自然の力を生み出す源との合一) の法を授かり合気道が完成したとされる。 あのような神業に到達できる合気道は「神秘の 武道」と言えるのかも知れない。その合気道の神からのメッセージを伝えたのが外なら ぬ、国津神・猿田彦大神であったと晩年の植芝翁は語っている(天津神は国津神の領域で 暮らす人間に直接メッセージを伝えられないということらしい)。 実際、植芝師は晩年、 茨城県笠間市に「合気神社」を創設したが、その主神は猿田彦大神としている。今年の伊 勢神宮参拝では、外宮にお参りした後、内宮の傍らに猿田彦大神が鎮座される猿田彦神社 に集合というスケジュールになっている。あまり知られてはいないと思うが、そのような ご縁から猿田彦人社の敷地内に合気道の道場が開かれている(三重県合気道会伊勢支部猿 田彦神社同道場)。ご興味のある方は植芝翁の合気道の技と、天叢雲九鬼サムハラ竜王の ことを自ら語っているYouTube(2分程度)をご覧になってくださいませ。 https://www.youtube.com/watch?v=BWHOUzzNEp0
脳と心と意識を探求する 「神秘の科学講座」 講師 倉谷 究 |




















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