終戦80年 (文:太田仁子)
- 京都生涯学習カレッジ

- 8月15日
- 読了時間: 2分
(2025年8月8日配信ハッピーメール)

8月は戦争に関するテレビや映画を観る機会が増えます。絶対に戦争をやってはならぬ事を、戦争を知らない私達、今を生きる私たちへ、伝え残して下さっています。今日なら行ける、今なら間に合うと、朝ごはんも食べずに映画館へむかいました。その映画は「この世界の片隅に【終戦80年上映】」です。このお話は数年前にすで映画やテレビで観た方もおられると思うのですが、新鮮に観れました。少しリニューアルされていたのでしょうか?
ボ〜と過ごしている18歳の主人公すずが、広島県の呉市の田舎に、顔も知らない人のところへお嫁にいきます。結婚式を挙げた次の日から、早朝にお義母さんから口伝えで家事の仕方を聞いて、それを実行するのです。水を桶でくみ運ぶところから始まり、炊事洗濯をして、その家を守っていくお役目を果たしていくのですが、すずさんの間の抜けた面白さが、ボ〜としている私にはちょうどよかったです。
すずさんの住んでいる高台から港がみえ、そこに戦艦大和も見えるのです。戦争が激しくなっても、そこにあるものでたくましく、工夫して生きていこうとするすずさんやその家族、周りの人たちにも、それぞれ辛い出来事が起こるのですが、それでも、互いに今を生きて活かされている日々が描かれていました。こうやって繋がってきた尊い命、繋がった世界が「今」なのですね。
今回、映画を観ている最中面白いことがありました。だいぶ後ろの座席に座っていた私。
蛍がいる〜〜〜わわ!
そんなわけはないのでしょうが、2回見たのです。
スクリーンに映し出されているまでの光線に、虫がちょうど光当たって、暗い場内では蛍のようにみえたのでしょう。驚きましたよ。
蛍はなんの象徴か?いろいろあるそうですが、魂の象徴とも書かれていました。
先人の方から今を生きる私たちに伝えてくださっているようです。
有難うございます。
太田仁子




















コメント