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魂を揺さぶる笑い (文: 岡野あけみ )

(2025年7月13日配信ハッピーメール)


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『魂を揺さぶる笑い』って、今回は大それた題名をつけさせてもらいましたが、そうとしか思えない笑いの経験があります。

 

一つ目は、親子で200名ほどいた会場で、紙芝居劇場がありました。演じ者は、プロの紙芝居家『のまりん』。紙芝居といえば40✖️30cmほどの小さい舞台、それなのにそこから発せられるものは、何倍以上もの会場を軽く包み、会場にいた人みんながまるで旧知の仲だったかのように顔を見合わせ、手をとりあうかのようにみんなで笑いの渦を巻き起こしたのでした。実際には手はとり合わなかったですが、今から考えると、心、いえもっと深い部分で繋がりひとつになったのではと思います。

 

もうひとつは、パペット落語創始者の笑福亭鶴笑氏。同じネタでもどんな年齢層にもピタッとハマる笑いの渦が巻き起こります。寄席では、鶴笑氏の落語の時は、それまでの笑いと全く種類の違う笑いになります。同じ劇場、同じ観客なのかしらと思うくらい場の空気感が変わるのです。観客の皆さんが笑いたくてしょうがない状態になります。しかもみんなが『面白いね、面白いね』と言い合っているみたいに笑います。会場のみんなが、一緒になりたがってるんだなと感じます。というか、もうひとつになっているのですが。

幼稚園での公演では、終わると同時に何人もの園児が膝に乗ったり、抱きついたり肩にのってきたりで、鶴笑氏にくっついて離れません。子どもは手を取り合うどころか、体ごとひとつになってしまいたがってるということか、と。

 

『魂を揺さぶる笑い』とは、そこにいるすべての人がひとつになる笑い、今回のハッピーメールを担当させていただき、自分の中の経験が整理されました。

ありがとうございました。

   日本神話スタッフ 岡野あけみ

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