龍神(占学「情報推命学」創始者 木村忠義)
(2025年11月13日配信ハッピーメール)

龍神は、古来より神秘の象徴として語り継がれてきました。 干支の中にも名を連ね、天と地の間を自在に行き来する存在。 私は西暦二〇〇〇年を迎えて以来、名も知られぬ社や、自然神が鎮まる静かな祠を訪ね歩きました。導かれるように、まるで何かに突き動かされるように。 ある日、滋賀県の琵琶湖の湖畔で、三十人ほどの仲間たちと大祓詞を奏上していたときのことです。 突如として湖面がざわめき、二メートルほどの波が押し寄せ、思わず後ずさりました。 そのとき妻が、不思議なことを口にしたのです。 「あなたの書いた祝詞の上に、寝かせてほしい」と。 数人がかりで彼女を祝詞の上に横たえると、私に向かって手招きをし、腹のあたりをさすってほしいと示しました。 言われるままに手を当てると、彼女は突然、力強く上体を起こし、 「これで元気になった。みんなの役に立てる!」 と、まるで別の存在が語るように、太く、響く声で言い放ったのです。
こんなことは、もう何度も経験していたので、驚きはしませんでした。 しかし、その瞬間、仲間のひとりが空を仰ぎ、叫びました。 「あっ、龍神だ!」 私も空を見上げると、ほんの数分のうちに、巨大な龍の雲が青空へと溶けていきました。 龍神雲は、よくお参りの折に姿を見せてくれるので、その時も深い感動というより、静かな確信だけが残りました。 ふと振り返ると、すでにその雲は跡形もなく消えていました。 当時、「龍神祝詞」の存在は耳にしていましたが、令和七年になって初めてその全文を拝見しました。 そこには、龍神の由来と働きが、まるで魂が響き合うような玄語(げんご)で記されていました。
天界、地界、人界のすべてを育み、 大宇宙根源の天祖(あまつみおや)の御使いとして、 万のものを導き、罪と穢れを祓い清める。
龍神は、まさに大いなる循環の王神。 万物のいのちを洗い流し、再び新しい光へと甦らせる存在なのです。 神話を「架空の物語」として片づけるのではなく、古代の人々がそれを真実として信じ、生きてきた心、そこにこそ、現代を生きる私たちが忘れかけている叡智があります。 私たち人間の身体は、魂と龍神、そして大地の神によって育まれています。 龍神のエネルギーは体の三分の一を形づくり、脳や血液、心臓、胃腸を司ると伝えられています。 つまり、私たちの思考や感情、いのちの循環そのものが、龍の力によって動かされている。 そう考えると、神話は決して過去の物語ではなく、今も息づく真理なのかもしれません。 今こそ、科学や理屈だけでは測れない「魂の真実」に目を向け、日本人としての霊性を取り戻すとき。 全国に点在する龍神社、八大龍王、九頭竜、それらは縄文の民が感じ取っていた宇宙の記憶の証です。 龍は、空を駆け、大地を潤し、人の心に光を注ぐ。 その息吹は、今も私たちの内に、確かに生きているのです。 |




















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